近年は強い寒気に伴う短期間の集中的な降雪時において、各所で普通タイヤ車等による走行不能車が多数発生するなどの交通障害が発生、それに伴う大規模な車両滞留が発生し、解消までに数日間を要する事態が発生しております。大規模な車両滞留により、物流面における生活物資の遅延や企業・社会活動の停滞など、市民生活や地域経済にも多大な影響を与えております。
このため、各道路管理者と警察では、大雪時の道路交通確保に対して「人命を最優先に、幹線道路上で大規模な車両滞留を徹底的に回避すること」を基本的考え方に、大雪による主要幹線道路の不通や都市部の大規模な交通渋滞などの回避を目的として、運行計画の見直しの呼び掛け及び冬用タイヤの早期装着やチェーン携行・装備の推進に取り組んでいるところです。
運送従事者の安全確保をより一層盤石なものとするため、国土交通省より下記の事項について要請がありましたのでご案内いたします。
■最新の気象予測に基づく運行計画の見直し等の行動変容による安全確保
最新の気象予測に基づく道路管理者等が発出する最新の道路情報を踏まえ、荷主への調整を行うとともに、運行日程や輸送ルート変更(迂回方法)等について、見直しを行い、運送従事者等の安全確保をお願い致します
■冬用タイヤの点検・早期装着及びチェーン携行等の事前準備による安全確保冬用タイヤの摩耗・劣化等の点検を行うとともに、早期かっ確実な装着をお願い致します。また、各車両には滑り止め用チェーンを確実に携行・装備するとともに、事前のチェーノ衣着訓練を実践するなど、運送従事者等の安全確保をお願い致します。
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