日本トラック協会では、令和6年度の事業計画より、ドライバーの健康増進に向けた取組の推進を掲げ、全国健康保険協会(協会けんぽ)等と連携してモデル連携事業の実施や、健康づくりに係る啓発チラシの作成を実施しているところです。
全国健康保険協会では、医療保険者として加入者の健康の保持・増進を図るために、特定健診・特定保健指導等の保健事業を実施しておりますのでご紹介いたします。
1.生活習慣病予防健診における付加健診対象年齢の拡大等
付加健診は、腹部超音波検査や眼底検査等を含み、生活習慣病予防健診の一般健診と同時にご利用いただくことで、より一層充実した健診となります。令和6年4月からは従来の40歳、50歳に加え、45歳、55歳、60歳、65歳、70歳も対象年齢に追加しています。
また、健診実施率の向上のため、令和5年度から生活習慣病予防健診等の自己負担を大幅に軽減しております。
2.特定保健指導の積極的な利用
健診の結果、生活習慣の改善が必要な方に特定保健指導を実施しています。特定保健指導では、健康づくりの専門家である保健師または管理栄養士等が寄り添い、生活習慣の改善に向けた取組をサポートいたします。
健診は受けることが目的ではなく、あくまでも生活習慣改善の必要性や病気を発見するための手段です。従業員の皆様の健康と事業所の将来を守るためにも、協会けんぽでは、健診・特定保健指導のご案内は事業所を通じてお送りしておりますので、案内が届きましたら、従業員の方に確実にお渡しいただき、積極的なお声がけをお願い申し上げます。また、就業時間内にご利用いただけるよう、指導時間の確保や実施場所の提供について重ねてお願い申し上げます。
3.事業者健診データの提供
協会けんぽが実施している生活習慣病予防健診に限らず、40歳以上の方で労働安全衛生法に基づく定期健康診断(事業者健診)を受診された場合についても、その健診結果を当協会へご提供いただくことで、生活習慣病予防健診を受診した場合と同様に特定保健指導をご利用いただける仕組みとなっています。
生活習慣の改善が必要な方に特定保健指導を利用していただく機会を確保するためにも、事業者健診データを確実にご提供いただきますようお願い申し上げます。
(お問い合わせ先)
全国健康保険協会 本部
保健部 保健第一グループ
担当:鶴見、貫場
TEL:03-6680-8853