近年、北陸地方を中心として記録的な大雪に見舞われ、本年1月には、主要幹線道である北陸自動車道及び国道8号の福井・石川県境において、大型車両等のスタックが原因で最大1,600台の車両が数日間滞留し、地域の生活や経済活動に多大な影響を及ぼしました。

福井県は、特に冬期間積雪が多く、また、海岸沿いの高低差が著しい山間部という地形も影響し、特有の気象条件や道路状況の変化等により、毎年交通事故やトラブルが発生しています。

このため、国土交通省では、短期間の集中的な大雪に対しては、幹線道路の一方を確保し通行止め時間を短縮化する等の従来からの考え方を転換し、
人命を最優先し、大規模な車両滞留を徹底的に回避するために、「同時通行止め」又は「計画的・予防的通行止め」が実施される可能性があり、このような事態が発生した場合の対策が必要となります。

つきましては、冬期間の安全確保を図るため、各事業者におかれましても、下記事項についてドライバー等に周知徹底を図るようお願い申し上げます。

1.最新の気象予測に基づく運行計画の見直し等の行動変容による安全確保、最新の気象予測に基づく道路管理者等が発出する最新の道路情報を踏まえ、荷主への調整を行うとともに、運行日程や輸送ルート変更(迂回方法)等について見直しを行い、運行従事者等の安全確保をお願いします。

2.冬用タイヤの点検・早期装着及びチェーン携行等の事前準備による安全確保冬用タイヤの摩耗・劣化等の点検を行うとともに、早期かつ確実な装着をお願いします。また、各車両には滑り止め用チェーンを確実に携行・装着するとともに、事前のチェーン装着訓練を実践するなど、運行従事者等の安全確保をお願いします。

詳細につきましては、別添 PDFファイルをご確認ください。

冬はチェーン携行で安全運行(周知用リーフレット)PDF
石川の冬道に備え運転には十分に注意しましょう!(周知用リーフレット)PDF