大型車の車輪脱落事故防止については、本年も「令和5年度緊急対策」として10月から令和6年2月末を重点的に取り組んでいるところですが、12月1日、午後3時50分頃、青森県八戸自動車道下り線において、走行中の大型トラックから左後輪のタイヤが脱落し、道路保全工事を行っていた作業員に衝突、1名が死亡、1名が軽傷を負う事故が発生しました。
また、11月30日、島根県の国道においても大型トラックから脱落したタイヤが歩行者に衝突し、当該歩行者が重傷を負う事故が発生しました。
本件事故については、事業者からの報告によると、ともに冬用タイヤ交換後間もなく発生したとの情報がございます。

そこで今般、国土交通省から各地方運輸局等あてに、トラック運送事業者に対して保有車両のホイール・ナットの緩みの確認及びタイヤ脱着作業後の増し締めが確実にされているかについて一斉点検を実施させるとともに、改めてタイヤ脱着作業や保守管理を適切に行うよう指示した旨連絡がありました。
つきましては、会員事業者の皆様方も本事案の重要性を改めてご認識頂き、自社の車両についても再度の整備点検の徹底をお願い致します。

なお、実施に当たっては、下記の全日本トラック協会の専用サイトを是非ご活用下さい。

【車輪脱落事故撲滅に向けた取り組み】
https://jta.or.jp/member/anzen/datsurin_torikumi.html

【機関紙『広報とらっく』12月7日号【号外】(相次ぐ車輪脱落事故防止の徹底)】
https://jta.or.jp/member/kohotruck.html