愛知県警察本部交通部長より、年末に向けた交通事故の防止を図るため、管内運送事業者に対して運行管理や交通ルールの徹底を行うよう要請がありました。
愛知県警察本部によると、愛知県内における交通事故死者数が11月8日時点で126名となり、前年と比べると12名増加していること、また、本年の事故の特徴として、出会頭及び右左折時における交通死亡事故が前年比で大幅な増加傾向にあるほか、自動車運送事業者が関連する交通死亡事故が10月末時点で20件発生し、うち貨物自動車運送事業者が当事者となった事故は19件発生しています。
事業用自動車の交通事故による事故件数・死傷者数を減少させることを目標として、中部運輸局では「事業用自動車総合安全プラン2025中部ブロック取組計画」により、関係者と連携をとり事業用自動車の事故防止対策に取り組んでいます。
ついては、年末に向けた交通死亡事故の防止を図るため、取組計画の更なる実行とともに、以下の対策を運行管理者や運転者が一体となって取り組むよう周知徹底をお願いします。
◆運転者を焦らせないよう時間に余裕をもった運行計画を策定すること。
◆夕暮れ時など早めにヘッドライトを点灯し、状況に応じて適切にハイビーム・ロービームの切り替えを行うこと。
◆横断歩道では早めに減速し、歩行者等の有無を確認すること。また、いつでも停止できるよう、横断歩道を通過するまで徐行すること。
◆法定速度の遵守や車間距離の確保、ながら運転の禁止など、道路交通法を遵守して運行すること。
【参考】
事業用自動車総合安全プラン2025中部ブロック取組計画
https://wwwtb.mlit.go.jp/chubu/gian/hoan/anpura_gaiyo2025.pdf