昨年度の冬、各地で大雪に伴う道路上の車両の大規模な滞留が発生し、その対応に長時間を要する事態となりました。

この冬を迎えるにあたり、今回、関係4者(※)が人命を最優先に大規模車両滞留を回避する目的で、雪氷期における道路交通確保に向けた様々な取り組みを強化し、併せて、道路利用者や地域住民の皆様にその協力を呼びかけています。

※関係4者・・・中部地方整備局、中部運輸局、名古屋地方気象台、NEXCO中日本

合同プレスリリースはこちら をご覧ください。

また、今冬の大雪対策に向け、国土交通省自動車局では「車両対策」「運送事業者対策」「荷主対策」を3つの柱とする対策を実施していくことについて、令和3年12月1日付にてプレス発表を行っていますので併せてご案内します。詳細は以下をご覧ください。

自動車局での大雪時の大型車立ち往生防止対策について(国土交通省プレスリリース)

大雪時の道路交通確保の対策方針(概要)

■大雪時の道路交通確保対策に対する考え方の転換
大雪時の道路交通確保に対する考え方を「出来るだけ止めない」から「人命最優先に車両滞留を徹底的に回避」に転換

■道路利用者等への事前の情報提供
大雪が予測される降雪の3日前から出控えや広域迂回を要請する情報を提供
3日前~ 不要不急の外出の自粛や広域迂回の呼びかけ
1日前~ 通行止め区間、日時、迂回経路などの情報提供
新聞、TV、ラジオ、WEB、SNS、道路情報板、デジタルサイネージ等により、道路利用者、運送業、荷主、観光業の方へ周知

■高速道路との同時通行止め
高速道路と並行する国道などの同時通行止めを躊躇なく実施
広範囲での通行止めと広域迂回の呼びかけを実施

■大雪時の道路交通確保の体制(中部地方)
4者(中部地方整備局、中部運輸局、名古屋地方気象台、NEXCO中日本)を中心に各県情報連絡本部と連携し大雪時の道路交通確保対策を実施