健康起因事故防止については、デジタルタコグラフ、ドライブレコーダーの車載機器や、点呼時の血圧測定、アルコールチェック等が行われていますが、運輸業では依然として過労死を含む「脳・心臓疾患」の認定件数がトップであり、職種別でも自動車運転従事者が最多となっています。
過去7年間で健康起因事故を起こした運転者1,891人のうち、心臓疾患、脳疾患、大動脈瘤及び乖離が31%を占め、死亡した運転者327人の疾病別内訳でも80%を占めており、血管の悪化とストレスによる事故の因果関係は明確であり、如何にして日常的に予兆を把握し対策するかが重要な課題です。
このような背景をふまえ、当協会では『健康起因事故防止システム』の導入に係るモニタリング調査を実施いたします。
モニタリング調査への参加を希望される会員事業者におかれましては、下記をご確認の上、ページ一番下のフォームからお申し込みください。
■モニタリング事業の概要
医療機器認定を受けた専用のパルスとアプリを用い、モニタリングとして各社でドライバーが点呼時等に使用する。6か月間の使用状況をふまえ、所定の報告を行い、本事業の有用性を検証する。
■導入メリット
1.自身の健康状態を定期的に確認することで健康意識を高め、健康管理の習慣を身に着けることができる。
2.産業医、保健師、運行管理者と連携し、定期的な測定結果と自身の健康診断結果を合わせた細やかな健康指導が可能となる。
3.測定開始から蓄積される測定結果を残すことで、万が一の際に、健康管理の取り組みを証明することができる。(健康起因事故で会社が責任を免れるためには、運行供用者責任の免責事由=エビデンスが必要となる。)
■システムの内容と効果
1.心拍・ストレス・血管状態をチェックできる、医療機器認定を受けているパルスを導入する。
2.心拍変異度、自律神経系機能、ストレス、血管状態を短時間(2分30秒)で簡単に検査。これにより、心血管疾患の主要因となるストレス、憂鬱、不安、睡眠障害、慢性疲労、血管健康状態に関する客観的で正確なデータを取得できる。
3.測定結果データがアプリ上に保存されるため、健康状態の把握義務違反(貨物自動車運送事業輸送安全規則第3条第6)
4.月1回の月次サポート、年1回の健康改善セミナーを含む。
■モニタリング調査期間(予定)
令和4年5月9日(月) ~ 令和4年10月31日(月)
■費用
モニタリング費用は無料です。(モニタリング後、自社で導入する場合は各社負担となります。)
■モニタリング参加募集事業者数
先着2社(当協会の会員に限る)
■募集期間
令和4年3月30日(水) 〜 令和4年4月6日(水)
※先着順のため定数を超えた場合は締切日前に募集を終了いたします。
■モニタリング調査に係るシステムの概要
■本件に関するお問い合わせ
一般社団法人愛知県トラック協会 企画広報課
TEL052-825-5000
ata-kikaku@aitokyo.jp
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